2024年11月2日10時〜12時に、飯能市立美杉台小学校の体育館をお借りして2回目となる「防災×あそび」を開催しました。子ども29名(うち基礎疾患のある子は7名)、保護者21名 (20家庭)、スタッフ20名、参加者総数70名にご参加いただきました。

本イベントは、地域の皆様とともに防災を楽しく学びながら、安全を考える力を育むことを目的に、埼玉県小児慢性児童等相互交流支援事業として実施したものです。当日は、埼玉県立川島ひばりが丘特別支援学校教諭で防災士でもある齋藤朝子先生を講師にお迎えし、軽快な話術と紙芝居形式の説明で、防災についての学びを楽しく始めることができました。
楽しめる3つのミッション
イベントでは3つのミッションを設けました。まず「防災食の調理体験」では、子どもたちがアルファ米と野菜ジュースを使ってリゾットを作り、発電機で湯を沸かして温めました。「おいしい」「もっと知りたい」といった感想が寄せられ、楽しみながら災害時の工夫を学びました。
次に「段ボールジオラマ」を使い、飯能市街の立体ハザードマップを作成しました。子どもたちは自分の家や身近な場所を確認し、「川のそばは危ないね」といった意見を出し合うことで、地域の危険箇所について考える機会となりました。
最後に「YURETA」というマットを使い、地震の揺れを体験しました。揺れた際の安全な姿勢を試行錯誤しながら学び、子どもたちは四つ這い姿勢で視界を確保し、避難する方法を体験しました。
参加者の感想
参加者からは「楽しく防災を学べた」という声が多く寄せられ、「またやりたい!」という熱い期待が感じられました。一方で、子ども同士の交流の場が少なかった点や、時間の制約といった課題も見つかりました。これらを改善し、来年度は一日を通して防災を深く学べるイベントを計画しています。
最後になりますが、本事業を支えてくださった埼玉県障害福祉課の皆様や部会の皆様、そしてボランティアスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。このイベントを通じて、防災の輪が広がっていくことを願っています。ありがとうございました。

